[PR]小江戸
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2012年09月25日

フリッパーズ・ギター / カメラ・トーク (1990)

120925b5人組でデビューしてまもなく
小山田圭吾と小沢健二の
ふたりになったフリッパーズ・ギターが
日本語詞にとり組んだ第2作……
冒頭のヒット曲「恋とマシンガン」と
続く「カメラ!カメラ!カメラ!」って
それこそ小山田が高校生のころ
やってた多摩テック・カメラならぬ
アズテック・カメラを思わせる
シャレオツのきわみってなポップスで
「〜なのさ」ってフリッパーズ文法は
軽薄でもバカっぽくない魅力を確立して
終盤の「偶然のナイフ・エッジ・カレス」じゃ
「偶然に出会う そして僕は見る
 震えているのは寒さのせいじゃないのさ
 冷やかしや皮肉言えばいい バカさ加減がわかるさ
 僕たちは 跳びはねる 空を仰ぐ 手を突き上げて
 この気持ち これ以上 何が言える? どう言えるだろう?
 遠くまで見える目には流れ出す
 5月の涙を僕らは誇りに思う
 君に会う頃はスマートに 切りつける言葉僕は吐くだろう」って
しなやかな強さを表現してみせてて
日本人はやっぱし日本語で歌わなきゃね
坊や

私が買った紙ジャケの再発盤は
「カメラ!カメラ!カメラ!」の別バージョンと
「ラブ・アンド・ドリームふたたび」
「クラウディー」の3曲を追加収録してて
このうち「ラブ・アンド・ドリームふたたび」は
雰囲気のある名詞を連発しながら
乾いた詩情で別れを歌った名曲で
アルバムに入んなかったのが疑問ってか
私は本編のどの曲よりも好き……
あわただしかった2012年春の
サウンドトラックになった一枚だよ
坊や

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nonemu at 23:56│Comments(0)TrackBack(0)音楽 

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